荒れる桑畑

え?こんなに大きな木、本当に桑なの?

伊達郡霊山町の、ある山間の景観です

配達の途中、こんな景色を見つけました。この景観が延々と続きます。

これらはすべて、桑です。背丈は通常の大人の3倍くらいはあるでしょうか。

え?これが桑だなんて信じられない?

実は、私もそうでした。桑っていうのは子供のころにも自分の背丈ぐらいで、そんなに大きいはずがない。そう思っていました。

でも実際は、それは桑の葉を摘み取るため、人為的にそうされていたことであって、桑自体はかなり大きく育つものであるらしい。

実際、近所に直径50cm、身長7〜8mはあるかと思われる桑の木がある。

え?それでも信じられない?では、少しズームアップしてみましょう。下記の写真をご覧ください。

手前の葉っぱをよくご覧ください。これは、絶対桑の葉です。

この桑の群生は、もちろん自然発生的におきたものではありません。子供のころに記憶がある、あの桑畑が放置され、このような雑木林になったのです。下記の写真をご覧ください。少し見づらくて恐縮ですが、幹と幹の間隔が同じで、しかも整然と並んでいるのが確認できます。ここは、間違いなく桑畑だったのです。

今では、桑が何に使われていたのかさえ知らない人がいるかもしれません。「絹」を生み出すのは、蛾の一種でカイコガといわれる蛾の幼虫「蚕(kaiko)」です。あ!そうそう、映画の怪獣もので人気の「モスラ」。これは多分「蚕」をモデルにしていると思います。その幼虫の食べるものが「桑」です。「桑」は、かなり生命力の強い植物で、山間部の傾斜面、水の氾濫することの多い河川敷等、田畑に適さないところでも育つので、伊達地方でも多く植えられていました。

さらに、気温が適していたのと、研究熱心なこの地の人たちの努力で、優良な「蚕の種(卵)」が改良され、全国に輸出されるようになりました。

荒れる桑畑

管理人 クワゴ マルベリーの小さいころは、衰退期にあったとはいえ実際に養蚕に携わっていた人は少なからずいました。さらに、父、Admin Mulberryの子供のころは、蚕は、神様のように扱われ、今でもそうですが「お蚕さま」とよばれていました。それがいま、このような現状です。

今では、この地方全部を含めても、数件、野蚕(yasan)とか天蚕(tennsann)とか呼ばれる天然種の「お蚕さま」を育てているだけのようです。


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